TUTORIAL:広域地形データの入手(30mメッシュ JAXA ALOS編)
arcAstroVR用の地形データは、GeoTiffと呼ばれる標高を濃淡で表した2次元画像データを利用します。画素ピッチでメッシュ状に区切られることになるため、一部の解像度だけを高めることはできず、全領域が固定長のメッシュ解像度を持つことになります。 GeoTiffからarcAstroVR用の地形データを作成するには、フリーのGISソフトウェア「QGIS」を用います。GISは地理情報データを処理するためのソフトウェアで、GioTiffも地理情報データの1種です。処理の元となる標高データを用意する必要があり、広域地形にはJAXAが無料で公開しているALOS 30mメッシュ全地球データなどが使えます。JAXAのALOS 30mメッシュデータ以外でも、「QGIS」に読み込み可能な標高データ(GeoTiff等)であればarcAstroVR用の地形データ作成に利用可能です。
※arcAstroVR広域地形データの解像度は24.414m固定です。広域地形の画素サイズは4096×4096pxですので、表現できる範囲は1辺100km (=24.414×4096)になります。arcAstroVRでは、1辺100kmの広域地形データをタイル状に9枚並べ、合計300km×300kmのエリアをカバーするようにしています。 ※広域地形の元データには、20〜30m程度のメッシュデータ使用を推奨します