TUTORIAL:狭域地形データの入手(5mメッシュ 国土地理院編)
arcAstroVR用の地形データは、GeoTiffと呼ばれる標高を濃淡で表した2次元画像データを利用します。画素ピッチでメッシュ状に区切られることになるため、一部の解像度だけを高めることはできず、全領域が固定長のメッシュ解像度を持つことになります。 GeoTiffからarcAstroVR用の地形データを作成するには、フリーのGISソフトウェア「QGIS」を用います。GISは地理情報データを処理するためのソフトウェアで、GioTiffも地理情報データの1種です。処理の元となる標高データを用意する必要があり、狭域地形には日本であれば国土地理院が無料で公開している5mメッシュの基盤地図情報数値標高モデル DEM5Aなどが使えます。国土地理院のデータ以外でも、「QGIS」に読み込み可能な標高データ(GeoTiff等)であればarcAstroVR用の地形データ作成に利用可能です。
※arcAstroVR狭域地形データの解像度は0.1〜10mに対応しています。狭域地形の画素サイズは4096×4096pxですので、表現できる範囲はデータの解像度に対応し、1辺409.6m〜40960mになります。 ※1m未満の詳細な地形については、固定解像度の地形データよりも、改変解像度の3D Object化した地形の方が精度良く表現できることが多いです。詳しくは詳細地形データの作成(フォトグラメトリ編)を参照してください。