arcAstroVR

arcAstroVRは、平成31年/令和元年度(2019年度)新学術領域研究(研究領域提案型)5101の“出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明“、研究課題/領域番号 19H05732 ”人工的環境の構築と時空間認知の発達“の「考古遺構と背景天体の可視化ソフトウェア」として開発された、考古天文学研究のためのVRシミュレーターです。

このアプリケーションでは以下の事ができます。

実行環境

Windows8/ MacOS 10.14以上
OpenGL 3.0 と GLSL 1.3 または OpenGL ES 2.0 の動作
メモリ容量2GB以上
ディスク容量5GB以上

arcAstroVR用のサンプルDataset

arcAstroVRの実行には、地形や遺構のデータを収録したDatasetが必要です。オリジナルDataset作成の際は、QGIS用arcAstroVR地形生成プラグインをご利用ください。arcAstroVRの動作確認には、以下のサンプルDatasetをご利用ください。その他の公開されているDatasetについては、DownloadページのDataset一覧をご覧ください。

注:arcAstroVR Ver.0.17でファイルのフォーマットが変更になりました。以前のデータを使用の際は、新フォーマット版をダウンロードしてお使いください。

卑弥呼が見た星空 - 高く登る満月の謎に迫る -

2021年12月に開催された佐賀県吉野ヶ里歴史公園イベント「吉野ヶ里 光の響」で上映された映像です。吉野ヶ里遺跡と天体運行との関わりをarcAstroVRによって検証しています。この映像は、上記イベント期間に開催された「第4回 考古天文学会議」で発表されました。

卑弥呼が見た星空 - 建物からみた日の出・月の出暦 -

前作「卑弥呼が見た星空 - 高く登る満月の謎に迫る -」に南内郭の3Dデータを加え、吉野ヶ里遺跡の建造物と日の出・月の出暦との関係性を検証した映像です。2022年12月に開催された佐賀県吉野ヶ里歴史公園イベント「吉野ヶ里 光の響」で上映されました。この映像は、上記イベント期間に開催された第6回考古天文学会議で発表されます。